2007年11月30日金曜日

サンターズがくり広げるMake A Difference!



いよいよ12月になりました、そして、、、ミステリオのクリスマスパーテイーまであと約3週間。今年もサンターズたちが、楽しいダンス・パフォーマンスを披露(ひろう)してくれます!

サンターズとは、ミステリオの大人有志たちのダンシングチームのこと。毎年9月末になると、サンターズへの入団募集をかけ、10月からリハーサルが始まります。毎週土曜日の夜2時間、サマーキャンプ・ダンスデイレクターのミサさんから、ダンスの特訓を受け、その成果は、ミステリオのMake A Difference の活動として、3年前からクリスマスパーテイーだけでなく、介護施設などでもパフォーマンスを行っています。今年は12月23日に南柏にある介護施設”マザアス”を訪問する予定です。

サンターズは最年少は大学生から、最年長は71才のよしこさんまで、年齢的にはとても幅広く、ダンスなんて今まで一度も踊ったことがないメンバーや、毎年欠かさず参加してくれるメンバーなど、バックグランドも様々です。この写真には全員写っていませんが、パーテイー当日には、笑顔いっぱいの18人のサンターズたち(今年は今までで一番参加人数が多い年)が元気に踊る晴れ姿を、今から楽しみにしていてくださいね。今もサンターズたちは、いらして下さるみなさんに喜んでいただけるようにと、一生懸命リハーサルにはげんでいますから♥

ミステリオのクリスマスパーテイーではサンターズの他、めちゃめちゃ楽しいプログラムが盛りだくさん!みなさんのお越しを心からお待ちしています。出席の方は12月17日までにメール、もしくはファックスでご連絡ください!

Email Address: Nozomi@msterio.com
Fax: 03-4496-4874

2007年11月29日木曜日

ロックフェラーセンターのクリスマスツリー


クリスマスツリー第3弾! 11月28日夜7時、ニューヨークのロックフェラーセンタ−前のクリスマスツリーにライトが灯されました。

高さ25メートルの巨大なツリーはコネティカット州から運ばれたノルウェー産の木。ツリーを飾るのは3万個のキラキラと輝く電球たち。ツリーの一番頂上には直径約3メートルのクリスタル製の大きなお星さまが取り付けられました。そして今年初めて登場した”地球にやさしいライト”、これは環境を考えた、まさしくグリーンテクノロジーのすぐれもの。ロックフェラーセンターの前にあるビルの上に363枚のソーラーパネルを立てて、太陽のエネルギ−を使いながら電球を灯すこのシステムのお陰で、ものすごい量のエネルギ−がセーブできます。

もともとこのロックフェラーセンターのツリーは、1931年センタ−ビルの建設工事中の現場の労働者たちが6メートルのツリーを立てたのが始まりで、それから2年後の1933年から毎年のイベントとして今でも行われています。

ツリーの前にあるのは、スケートリンク。ここで1日中スケートを楽しみながら、美しいクリスマスツリーをながめることができるという、冬の観光スポットとして一番人気のある場所です。環境のことを考えながら、みんなが楽しむことができるこのツリーは、来年1月第1週まで飾られた後、貧困者のための建設ボランティア団体が住宅建材としてツリーを切って使う予定になっています。1本のクリスマスツリーから、いろいろなMake A Differenceが実現できちゃう、 というわけです! 


 
 

2007年11月28日水曜日

アンソニーのクリスマスツリー


クリスマスツリー第二弾。今日はアメリカ西海岸のサンタモニカに住んでいるミステリオ・アートデイレクターアンソニーのクリスマスツリーをご紹介しましょう。


アンソニーは毎年11月中旬になると、スーパーマーケットで買い物するとき使うショッピングカートをさかさまにして、クリスマスツリーをクリエートし始めます。そして今日、高さ10メートルちかくあるこの”ショッピングカー・ツリー”に1000個のライトが点火されました!”どんなものでもアートになるんだ”という彼の素敵なアイデアから生まれたこのツリーは、サンタモニカですっかり有名になりました。アンソニーも、この街でクリスマス近くなると、”Make A Difference” を実行しているんですね! 私もいつか必ずこの目で見てみた〜〜〜〜い。

2007年11月27日火曜日

X'mas Tree Lighting at Lincoln Center in NY


サンクスギビングが終わると一斉に、ニューヨーク中がクリスマスの準備にとりかかります。そして今日11月26日(月)夜5:30、リンカーンセンター広場の大きなクリスマスツリーに、ブルーの鮮やかなクリスマスライトが点火されました。

このリンカーンセンターは3つのパフォーマンスホールで成り立っている、とても有名な場所。真ん中の建物はメトロポリタンオペラハウス、向かって左側は、ニューヨークシテイーオペラとシテイーバレー、右側はアベリーフィッシャーホールとよばれ、主にニューヨークフィルハーモニーの本拠地でもあり、この夏には歌舞伎、つい先日は田村麻子さんのリサイタルなど、いろいろな種類のパフォーマンスが毎日のように行なわれています。

今年は残念なことにお天気は雨。屋外のパフォーマンスのイベントに集まった大勢の観客たちは、そんなお天気など気にもせず、くるみわり人形のバレーや、オペラ、ジャズなどの生演奏を聞きながら、5、4、3、2、1というかけ声で一斉に灯されたツリーのイベントを楽しみました。

今晩のリンカーンセンタ−のクリスマスツリーにライトが灯された次は、ロックフェラーセンターの巨大なツリーの点灯式です。今年は11月28日水曜日の夜。いよいよクリスマスも本格的になってきましたよ! 

2007年11月24日土曜日

Happy Thanksgiving!





11月第4木曜日はアメリカの感謝祭 - Thanksgiving Day。今年は春のようなよいお天気の11月22日に行われました。
この日はもちろん祭日で、学校、会社、銀行、ほとんどのお店がお休みになります。そして、家族、祖先、お友だち、神さまなど、自分の身近にいる人たちだけでなく世界中の人たちへ感謝する日としてアメリカ中がお祝いをする日。今日はこの1年を振り返って、私に幸せを与えてくれたことや、感謝の気持ちを伝えたいまわりの友だちや家族のことを思い出してみようと思います。

このThanksgiving の由来をここで簡単に説明しましょう。
1492年、コロンバスがアメリカ大陸に到着してから、ヨーロッパの国の人たちはアメリカにどんどんあこがれ始めました。そして1620年の冬、ビルグリム・ファーザース(Pilgrim Fathers) とよばれる102人のイギリス人たちがメイフラワー号という船に乗って新しい国アメリカへ、希望と夢を持って到着しました。でも、ものすごい寒さで、残念なことにほとんどの人が亡くなってしまいました。そこでかわいそうに思ったアメリカンインデイアンたちが、彼らにトウモロコシやカボチャの育て方を教えたり、食事を与えてくれたりしながら、生き残った人たちは必死で働くようになりました。そして収穫の秋、収穫を喜び神さまに感謝するために、イギリス人たちは会食を開き、その席に彼らの恩人であるインデイアンたちを招待し、ターキー(七面鳥)やかぼちゃなど食べて感謝をしたのが、この祝日の始まりです。

この日は家族、親戚や友だちが集まってごちそうを食べる日として、1年のうちで最もみんなが楽しみにしている祭日です。ちょっと日本のお正月やお盆ににていますね。食卓には、ターキーの丸焼き、マッシュポテト、かぼちゃ、サツマイモ、インゲン豆、トウモロコシやパンプキンパイが並びます。

ニューヨークの子供たちは、毎年恒例のMacy's Thanksgiving Parade というメーシーズというデパート主催のパレードを(上の何枚かの写真を見てくださいね)、大人たちはフットボールの試合をテレビで見ることを何よりも楽しみにしています。このパレードは今年で75周年を迎え、全国から600人の子どもたちがパレードに登場、踊ったり歌ったり、バンドの生演奏をしたり、様々な余興をくり広げます。また4000人以上のボランテイアの人たちが、このパレードを毎年サポートしています。なんといっても、バレードの目玉は、巨大なバルーン(風船)たち。その風船ひとつひとつは、いろいろな子供に人気のキャラクターたち。今年初登場は、ハローキテイーとシュレックでした。そして、最後に登場するのは、ソリ乗って北極からきてくれるサンタさん。朝9時から11時まで、2時間にわたるこのパレードを見に、世界中からたくさんの人がここニューヨークに集まります。

Thanksgiving Dayが終わると、クリスマスもいよいよ本番。そして次の日の金曜日はクリスマスに向けて正式なショッピングがスタートする日。この日限りのバーゲンセールがたくさんのお店で展開されるため、買い物客はこの週末1年中で一番にぎわう日となります。

私もそろそろサンタさんにお願いするプレゼントのリストも考えようっと!

2007年11月20日火曜日

Midori and Friends


2001年のミステリオサマーキャンプにプログラムデイレクターとして参加して下さった、バイオリニストの五嶋みどりさんの財団 『Midori&Friends』 がこの冬15周年を迎えました。その記念のお祝いとして11月半ば、2つのイベントがここニューヨークで開催されました。

15周年記念イベントのキックオフとして行われたこの日のイベントは、午前中と夜の二つのプログラムで構成されました。午前中、104丁目のハーレムにある公立小学校”PS72”を訪れたみどりさんは、ピアノ伴奏のThomas Sauer さんとともに、バッハ、ベートーベン、ドボルザークの作曲家たちの作品の他、比較的新しい作曲家John Corigliano やPablo de Sarasate 氏の作品を小学生たちのために演奏した後、子供たちからのたくさんの質問ひとつひとつに、丁寧に答えながら、ひとりひとり音楽を通して何を感じたか、みんなと楽しく会話をされていました。(上の写真はみどりさん他、PS72の音楽の先生、財団のExecutive Director Judi Lindonさん、財団のボードメンバーのAndrew氏とのぞみ)

夜6時半からは、スタインウェーコンサートホールで、みどりさんの司会のもとに、15歳の少年ピアニスト、Peng Peng君の演奏会が行われました。彼は 作曲家Ravelの作品La Valseを自分独自の表現に書き換え、その天才的な演奏に会場に集まった人たちは、ただただ言葉なく驚くばかり。普通の高校に通いながら、ジュリアード音楽学校でも勉強をしているというこの青年は、いつの日か必ず世界的に有名になること間違いなし!みなさんも是非Peng Peng 君の将来を応援してあげてくださいね。この夜の部には、今年サマーキャンプに参加したスタッフやキャンパーたちも何人か、かけつけてくださいました。

1992年みどりさんが20才で立ち上げたこの財団は、ニューヨーク市の公立校にもっとたくさん音楽教育を促進(そくしん)していこう、というミッションのもとにスタートしました。ニューヨーク市の多くの公立校から、どんどん音楽やアートクラスが削られていく中、この財団は公立校に通う子供たちすべてに、無料で音楽やアートを提供しています。音楽一般のアクテイビテイーだけでなく、楽器演奏やライブ音楽活動、音楽の知識を通してアートをより深く理解できるよう、また音楽を通して創造力を育てるために、本物の音楽やミュージシャンたちを派遣したり、課外授業を提供しています。

2000年ミステリオを立ち上げる1年前にみどりさんと出会った時、彼女からとてもすばらしいアドバイスをいただきました、それは彼女が20才という若さで財団を立ち上げるときに自分が学んだことだと。当時 ”そんな若さで財団を作るなんてムリに決まっている”と、多くの大人たちから反対されたみどりさん、でも、これだ!というものが自分の中で見つかったのなら、また、これが自分のパッションだって心から思えるのでことであれば、絶対にあきらめず自分の意思をしっかりつらぬいてほしい、と語ってくださったのです。私よりはるかに若い彼女が伝えてくださったこのメッセージは、今でも心の中にしっかりと残っています。

みどりさんが語る多くのスピーチの中で、私がとても大好きな言葉をここでご紹介しましょう。”悲しみや苦しみ、そして喜びをわかりあうことから大きな力が生まれ、その力が世界をよりよい方向に導くための力になる” と。
振り返って改めて思い出してみると、みどりさんからのメッセージがきっかけとなり、ミステリオのスローガンである”Make A Difference” が誕生したようにも思います。

現在みどりさんは、世界各地で演奏活動を続けていらっしゃるだけでなく、アメリカ西海岸の大学 University Southern Californiaで教鞭(きょうべん)をとりながら、ご自分のMidori&Friends財団の活動にも力を注いでいらっしゃいます。そんなみどりさんのパッションに共感した私は、今年の夏からこの財団のボードメンバーに加わらせていただき、ここニューヨーク市の音楽やアート教育をより多くの子供たちに提供するお手伝いを、これからはすこしでも協力できればと思っています。

みどりさんのこの財団の15周年記念イベントは、この冬から来年にかけてまだまだ続きます。次回のイベントをどうぞお楽しみに!

 

2007年11月16日金曜日

BRAVO ASAKO!


11月13日(火)夜、ニューヨーク、リンカーンセンタ−内にあるアベリーフィッシャーホールで、素晴らしいコンサートが開催されました。

このホールは第一回ミステリオサマーキャンプに来てくださったバイオリニストの五嶋みどりさんが12才でデビューした思い出の地、今年の夏には歌舞伎中村座の公演もここで開催されたほど、有名なコンサートホールとして、世界各国から一流アーチストたちが演奏しに訪れます。

そしてこの日の主役は、この夏サマーキャンプ・ミュージックデイレクタ−を勤めてくださった田村麻子さん。彼女のデビューリサイタルとなりました。応援にかけつたミステリオメンバーやキャンパーのお父さま、お母さまたちの姿もたくさんお見かけました。

プログラムは第一部と第二部、演目はL'Oracolo そして L'Incantesimo。 麻子さんの出番は前半の第一部、第二部はAprile Millo というメトロポリタンオペラ座やスカラ座など世界でも指折りのとても有名なソプラノ歌手が出演するということで、満席にちかいほど会場は活気にあふれていました。

夜8時、主催者の女性が開演の挨拶をしにステージに現れ突然、”今日はとても残念なお知らせがあります。”と一言。みんな何かしら、と会場中一瞬の静けさ。そしてよ〜く聞いてみると、なんと第二部に出演するはずだったMs. Millo が都合により出られなくなったというアナウンス。その代わりに”素晴らしい新星の日本人のソプラノ歌手が代役を勤めます”と。その瞬間会場中にどよめきが、、、もしかして、麻子さんが代役??ということは、麻子さんがずっと登場するのだわ、と急にドキドキワクワクしてきました。

オペラの世界では、有名な歌手の代役になれるだけでも名誉なことだとよく聞きます。中には代役で一生終わる人もいるくらい、代役も立派な役だと言われています。このリサイタルは、もちろん麻子さんのデビュー、その上麻子さんが前から尊敬している大スターのMs. Millo のパフォーマンスも見られると、集まったお客さまもたくさんいたはずです。でも、もし第二部も麻子さんだったら、これは彼女にとっては最大のチャンス?!

第一部、オーケストラの美しい旋律と共に、ピンクの鮮やかなロングドレスで登場した麻子さん。彼女の役はAh-Joeという愛らしい娘役。その可憐な役にぴったりの美しい、心がすーっとすみわたる美しい声に、たくさんの拍手で一部の幕が閉じました。

休憩をはさんで第二部の始まり。日本人の新星ソプラノ歌手としか紹介されなかったため、誰が登場するのか、みんなワクワクでした。すると、きらきらと輝くうぐいす色の美しいロングドレスで、さっそうと登場したのは、そう、我らの麻子さんだったのです。
太陽のような笑顔で現れた麻子さんの飾る二部は、Giselda という大人の雰囲気をかもしだす奥さま役。堂々とした演技力と円熟した声に、またも感動の渦。大成功をおさめ、会場内の拍手はしばらく続きます。

全く違う役を一晩で二役見事にこなした麻子さん。彼女の歌声と演技力に、たくさんの人たちが魅せられ感激し涙を流したことでしょう。WE ARE SO PROUD OF ASAKO!  彼女のプロフェッショナリズムそして音楽に対するパッションに敬服し、心から麻子さんを誇りに思える夜となりました。

この夜、麻子さんご自身が音楽を通して私達に伝えてくださった Make A Difference。 これからは、どんどん世界に向かって羽ばたいてほしいと願っています。CONGRATULATION AND BRAVO ASAKO!

来年2月には日本各地でバレンタインデーコンサートが開催されます。詳しくは麻子さんのサイトをご覧ください。
麻子さんのサイトとブログはこちら:

2007年11月7日水曜日

2007 NYマラソン物語



11月4日、日曜日、快晴。朝10時、4万人近くのランナーたちが世界各国からここニューヨークに大集合してフルマラソンが開催されました。日本人のランナーは今年402名。男子優勝タイムは2時間9分4秒、2位とはたった12秒差。女子優勝タイムは2時間23分9秒、2位との差は23秒。一位を獲得したイギリス出身の女子ランナーPaula Radcliffe 選手はこの1月に女の子を出産したばかり。また、車椅子の一位は男子1時間33分58秒、女子は1時間52分38秒でした。

そして、ミステリオの3人も無事完走することができました。聖一郎選手は途中足がつってしまう、という思わぬハプニングも克服しての完走。ジョッシュとのぞみ選手はスタートからフィニッシュまで一緒にゴールイン!そのほんの数分前にはTom Crise (トムクルーズ)の奥さまKatie Holmes さんもゴールイン(当日彼女はKatie Smith と名前を変えて出場)。日本全国をまわりながら”決してあきらめない”というメッセージを伝えるべく講演活動をしていらっしゃる、両足義足の沖縄出身の島袋さんも完走されました。

マラソン前日には、中国オリンピックの出場決定を決めるアメリカ国内選手権大会のフルマラソンレースがセントラルパークで開催され、130名のエリートランナーたちの中から上位4位を選出。たった2時間ちょっとで走りきる選手たちを応援する人たちの渦で、マラソン気分も絶好調。そんな中、28才の男子選手Ryan Shay が5マイル地点(8キロくらい)で心臓発作を起し急死する、というとても悲しい出来ごともありました。亡くなった選手とオリンピックアメリカ代表に決まった一位のRyan Hall選手とは大親友だったとのこと。亡くなった友人の分まで自分の命をはっても、オリンピックで頑張るんだとRyan Hallは涙を流して語っていました。

ニューヨークマラソンは、応援の数、そしてその声援の素晴らしさでも世界1だと言われています。東京マラソンは交通事情から折り返し地点が2カ所ありますが、ニューヨークは、いわゆるニューヨークと言われる5カ所の全地域をまんべんなく走るかなりハードなコースになっています。

スタートは、STATENISLANDから。そこから橋を渡ってBROOKLYN へ。ブルックリンでは、住宅街の道の両側に、数数えきえないほどのロック、デイスコ、ラテン、教会音楽などの生バンド演奏を聞きながら走り続けたあとQUEENSへ。クイーンズから、いよいよマンハッタンへと向かいます。ただそこでランナーにとって、とてもきつい地点の一つと言われている、QUEENS Bridge (クイーンズ橋)をぬけなければいけません。なぜつらいかというと、この橋は半端でなく上がりの坂になっているのです。必ず救急車が何台も待機しているくらいに厳しいコース。ここで体力を使いきると後半がもたない、と言われる過酷の橋。ただ今年は去年とちょっと様子が違いました。橋に入る直前になんと”はちまき”をつけた威勢のよい日本人10名くらいの方たちが、力をふりしぼって和太鼓を演奏していたのです。よーく見ると、なんとそのうちの一人が、のぞみ選手の小中高時代の先輩だったのです。思わずきゃ〜〜〜〜と抱き合って元気をもらいました。

でもやっぱり橋に入り始めると、急に暗くなり、まるで真っ暗闇のトンネルのように気分までめいります。すると、橋の後半トンネルを抜けるその出口近くに明るい日差しが差しかかるかのように降りきった瞬間、太陽の明るい光と応援の声の渦が聞こえてきます。思わず背筋がぞくぞくっとするくらい大きな声援に、どんなにつらくても、”やっと着いたぞマンハッタン、あとちょっとだ、がんばるぞ!っと元気が急にわいてきます。

そこから一気に広い通り(ファーストアベニュー)を走りつづけ、35キロ地点に行くか行かないか、そろそろ体力がつきてしまう、と感じ始める108丁目あたりで、大きな日本の旗が見えてきます。これは今年ミステリオに参加してくれたスタッフのすみえさんが、ここ10年以上に渡り、同じ場所で毎年日本の旗と大きな日本語の字で”がんばれ”というサイン立てて、応援してくださっているのです。
日本人であれば誰も気がつくこのサイン、たくさんの人たちがここを通過して勇気付けられます。

そしてこのサインを通過しBRONXを抜け、いよいよセントラルパ−クを目指して最後のふんばり。もうここまできたら、後は体力よりも気力だけ。応援の数も最後だけあって一段とパワーアップ。ずっとパークを走ってゴールかと思いきや、一端パークを出て沿道を走り、しばらくすると、またセントラルパークに入るその入り口には、巨大なスクリーンが配置され、そのスクリーンに自分の姿が大きく映し出される映像を横目でちらりと確認して、いよいよゴールまで最後の500メートル。そこでまたもや最後の坂が待ち受けています。
そして坂をあがりつめたところに、ありました、ゴール!!!! 4万人近いランナーたちは、ここできっとみんな涙を流すはず、そののくらい感動的なフィニッシュとなります。ゴールは24時間あいているので、何時間かかってゴールインしたとしても、全員に必ずメダルが渡されます。

最後に、二つの実際に見た、わあ〜〜〜すごい、というエピソードをご紹介しましょう。
ダントツ一位:最後ゴールを目指して一人の男子ランナーが走ってきた、彼がゴールを踏んだ瞬間、ガクリと両ひざが立たなくなり地面によろよろと倒れてしまう。その場にかけより、"Are you OK?(大丈夫?)" と駆け寄る一人の彼女。彼をやさしく抱きかかえ、様子をうかがうその瞬間、倒れたはずのそのランナーが急にひざまずいた、と同時にポケットから箱を取り出し、中に入っていた婚約指輪を彼女に手渡し、”Will you marry me? (結婚してほしい?)”とプロポーズ。感動で一緒に泣き崩れる女性、”Of couse? (もちろんよ!)”と答える女性に、声援していた観衆から拍手の渦と涙。

第二位:50代初め脳血栓(のうけっせん)になり、両足以外の体ほとんどが麻痺し、口もきけないBill という男性。車いすに乗って、セントラルパークでトレーニングをしている姿を時々見かけるのだが、実はBillは体が麻痺していて前に進むことができない、手で車いすの車輪をまわすこともできない、その代わりに背中を進行方向に向けて、自分の足で車いすを押しながらフルマラソンにここ数年出場している。そんな彼を応援する人たちの数は年々どんどん増えていく。今年ゴール近くでは、ものすごい数の一般の人たちが、最後は自分達もコースに出て、Billをひたすら勇気付ける。そして大きな声で応援しながら彼をゴールへと導く、”GO BILL, YOU CAN DO IT". と。

まだまだ紹介したい感動の出来事はた〜くさんあります、そのくらいこのマラソンは感動的ないろいろな人間ドラマに出逢うことができるレースです。走る人、応援する人、ボランテイアースタッフたち、このイベントに関わるすべての人たち、そして世界中からエールを送ってくれる人たちみんなが一つになれる日。この日は”走る”ことによって元気をもらう日、勇気を与え合う日、そして、この日こそが自分の為だけでない様々なMake A Difference を、一人一人が発揮できるエキサイテイングな日に変わる、それがニューヨークマラソンのすばらしさだと。

2007年11月4日日曜日

ハロウィーンに Make A Difference!


10月31日のニューヨークの夜、女優さんでもあり歌手でもあるBette Midlerが毎年主催しているチャリテイー・ハローウィーンのコスチュームパーテイーにジョッシュ、せいいちろう、のぞみが参加しました。このチャリテイー団体の名前はNew York Restoration Project といって、ニューヨーク市をもっときれいに美しくするために、まだまだ開発されてない場所にお庭や公園をもっともっと増やすこと、お花や木でみんなを幸せにすることを目的にしています。と同時に子供たちに自然の美しさを教えながら教育にも力をいれている団体です。

1000人の大人たちが、この日のために考えたユニークな見事なコスチュームに身をまとい楽しい夜となりました。私たちは、みどり財団の他のボードメンバーたちと一緒の席だったので、コスチュームのテーマはミュージック。上の写真のように、全員がピアノのキーに変身しました。

パーテイーのゲストは、NY市長のMr. Michael R. Bloomberg、歌手のSheryl Crow、コメデイアンのSusie Essman。彼らももちろんコスチュームで登場。

このパーテイーでクリエートされたMake A Differenceのアイデアが、とてもおもしろい。一人5万円から上は20万円という参加費のほとんどがDonation(寄付金)になること。また、一人100ドル(1万円)を支払うと苗をひとつを買う権利がもられる、500ドルや1000ドル(5万円〜10万円相当)を支払うと小さなリンゴ、もしくは桜の木を買える権利が与えられ、一番大きな金額2500ドル(25万円相当)でNYの街の一角を全部あなたの木やお花でいっぱいにできる、という会場中が熱気につつまれましたオークションとなりました。

コスチュームで身をつつみ楽しい音楽を聞きながら、1万円で苗をひとつだけ買う人あり、中にはシャンデリアの格好をしたお客さんが一人で100万円相当の木を買ったりと、それぞれが自分のできる範囲のことをしてニューヨークの街をよくしていこうとする、その考え方やこの団体は素晴らしなあ、と感じた楽しいハロウィーンの夜でした。

私達も苗を買いましたよ。きっといつか私達の苗も、このニューヨークのどこかで大きな木になる日がくるんだろうなあ、そう思うとワクワクしてきます、楽しみっ!